学費無料・給与も貰える難関大「あおざくら 防衛大学校物語」

マンガ紹介
  • 作者は二階堂ヒカル先生。
  • 小学館の少年サンデーにて連載中。
  • 第28巻まで刊行されています。実写ドラマ化もされました。

 成績優秀だけど経済的な理由で、大学進学を諦めていた近藤勇美(こんどう いさみ)。

 しかし、勇美は入学金・学費・受験料が無料な上、

学生でありながら国家公務員として給与が貰える学校、

防衛大学校を知り、受験の末、無事合格し入学します。

 幹部自衛官を養成するための士官学校であり、

気力・体力ともに必要で、おそらく日本で一番大変な大学、とも言われる防衛大学校で、

勇美が仲間たちと共に助け合い、成長していく青春物語です。

厳しく忙しい防衛大学校

 入学した人しか知ることのできない防衛大学校の生活

 そんな未知の世界も、このマンガを読むことで知ることができます

 防衛大学校に入学したいと思っている人はこのマンガを読むべき

と言いたいところですが…。

 マンガであり創作の話なので、

いろいろ盛り上げるため、オーバーに演出されている部分もあるかと思いますが。

厳しい学校だな…。

と感じます。

 国を守るため、命をかけることさえあり得る自衛官

そんな人たちに、指示を出す立場になるのが士官です。

士官の指示一つで、部下の命が左右されることもあり得ます。

 そんな士官を養成する学校なので、

規律も厳しくなるのでしょう

 その上、先輩・後輩での上下関係もまた厳しい。

 下級生を指導するためなのですが、

イジメか?と思ってしまうくらいの厳しさです。

 作中で、その厳しい指導の理由が語られますが、

勇美は納得いかないまま考え続けることになります。

(私も納得いきませんでした)

 そして、とても忙しそう

 学業だけでなく、訓練もあります。

 校友会という部活も必須参加。

 全寮制で集団生活なので、清掃・食事の準備・洗濯・プレス・裁縫…etc、

身の回りのことも自分で行います。

 各種のイベントも盛りだくさんで、全力で参加を求められます。

 ほとんど自由な時間など取れない生活…。

 この厳しさ・忙しさは、きっとマンガを盛り上げるための演出で、

オーバーに表現をされていると思いたい。

 防大OBの方が

全般的に、かなりリアルに描かれていると思います。もし防大を志望する読者がいるなら、雰囲気を知るのに参考になるんじゃないでしょうか

もちろん漫画としての演出部分もありますけどね

            あおざくら 防衛大学校物語 第1巻 巻末特別記事より抜粋

と仰っているので、防衛大学校の入学を考える方は、

雰囲気だけ参考に、このマンガを読むとよいかと思います

疾風怒濤の青春物語

 厳しく忙しい防大だけに、試練もいっぱいです。

 定期訓練・遠泳・開校祭・クリスマスダンスパーティー・カッター競技会…等、

イベントがいっぱい。

 校友会関連でも試合や展示があり、これらに加わります。

 自由時間もない厳しい寮生活の中で、イベントをこなして行くのは大変です。

 それらを乗り越えるため、

努力するのはもちろん、

同期との支え合い・励まし合い

先輩・後輩からの激励・応援など、

皆で支えあっていく友情や信頼関係が、必要となるのですが、

これが、めちゃくちゃ熱いマンガです。

 勇美が、考えの違いにより衝突ばかりしていた同期と、

いろいろな試練を共に乗り越えるうち、ご飯を二人で食べに行くようになるなど、

成長していく過程もとても面白い。

 十五股小付(勇美)が誰と付き合うようになるのか、恋愛要素も気になります。

 

間違いなく疾風怒濤の青春物語なので、ぜひ一読いただきたいマンガです。

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