- 原作三奈仁胡先生、漫画岡井ハルコ先生。
- 集英社のグランドジャンプに掲載。
- 全4巻にて完結。
田舎で働き口がなかったため、仕方なく葬儀社「羅生苑」に就職した向井朝子が主人公。
向井は、拝金主義者の上司水野圭一と働きながら、
「お葬式って必要ないのでは?」と思ってしまいます。
そう思いつつも、遺族のためひた向きに頑張る向井と、
クールぶっている割に、実は情にもろい水野が、
遺族の想いに寄り添った葬儀をして行く
感動のヒューマンドラマです。
儲かる? 葬儀屋の裏側
小子高齢化の日本で、
団塊の世代、そしてそのJr.世代も高齢化しています。
日本人口のボリュームゾーン世代の
お葬式が増えていくのは、想像に難くありません。
需要が増え、活況を呈するであろう業界。
そんな葬儀業界の話を、このマンガで知ることができます。
「この魅力的な葬儀界で一攫千金を夢見る方 そして
このイビツな葬儀業界を変えていきたいという気概のある方も
我々は歓迎します」
それでもしますか、お葬式? 第4巻 case 28 怪物と王子様 より抜粋
就活生に対する会社説明会で、拝金主義者の水野が言ったセリフです。
どうやって一攫千金なのか?
なぜイビツなのか?は
マンガを一読いただいて確認してください。
ですが、こんなセリフを言う水野も、
水野なりの心遣いで遺族の想いに寄り添います。
心温まる素敵な作品なので、
皆様にぜひ読んで欲しい一冊です。